リトリーブの釣りってほんまに簡単なのか?
こんばんわ。
バンビーです。(爆)
本題に入る前に写真をちょいとアップ。
バンビーです。(爆)
本題に入る前に写真をちょいとアップ。
オーシャンルーラー押し用の写真です。(笑)
オーシャンルーラーアクティブフロートLCおすすめです。
上と同じ魚、デイで28cm。ちょいビビるね。(笑)魚中心アングル。
ちゃんと同じ魚って書いとかんと「写真使いまわしとる!」ってどこぞのやからに言われそうだからね。(笑)
グラフィティ発売いつ?って聞かれますが未定っす!(笑)
ちょっと話がそれましたがリトリーブの話に戻ります。
前提の魚種はメバルです。
リアクションの釣りと言えば「ワインド」ってのが有名ですが、
僕の中のリアクションの定義は「反射的に口を使わせる」ということだと思っています。
それを考えるとリトリーブの釣りをしていてもリアクションの要素が作り出せる状況は多々あるなと思うわけです。
その要素をワインドをもとに考えてみるとですね・・・。
1.魚にじっくりルアーを見させない。
2.魚を刺激する。
3.ルアーの動きを変化させる。
・・・
難しいっすね。(笑)
本能で反応!って部分が大半を占めると思うんですが、その本能を紐解いてひとつでも要素が分かれば次に繋がるはず。
サイトの釣りをやってると特に思うんですけど、このリアクションの釣りには魚の視野が大きく作用していると感じられるんですよね。
なので、今回は視野の観点から僕がいつも釣りをしながら気をつけていること考えていることを書いてみたいと思います。
魚の視野とアプローチ方法の例を挙げた図です。
魚は視野に入った段階で動いてしまうこともあるでしょうからこの図はあくまで基本的な図です。
なのでそこらへんの突っ込みはなしで。
と、ここでこの話に入る前にいろいろと前提があります。
「魚の視力」
魚の視力は近海の魚でだいたい0.1~0.2と言われていますが視力の前提ってご存知ですか?
視力1.0の定義
5m先の直径約7mmのランドルト環の約1.5mmの隙間が認識できるかどうか、なんですね。
ちなみに視力2.0の定義は・・・
5m先の直径3.5cmのランドルト環の約7.5mmの隙間が認識できるかどうか。
ん?言いたいことがわからない?(笑)
つまりですね・・・
視力とは何m先のものが見えるとかって話じゃなくてその物を認識できる「解像度」を示したものであるということ。
視力検査で白い板に書いてある黒い点の欠けている方向が分からなくても、その板に黒い点があるのは見えるでしょ?
それを考えると視力0.1~0.2でも意外に遠くのものも「あ~なんかいるな。」という感じで見えてるってことが考えられますね!
次に「魚の視野」
人間と違って魚は体の横に目がついてますよね。
図で示したように魚は人間に比べて両眼視野が圧倒的に狭いです。
調べてみると図の黄色の部分の単眼視野ではピントが合わせづらく、両眼視野だとピントを合わせやすいそうです。
(ただそれが魚の認識で2重に見えてたりするのでは、とか諸説ありますが。)
そして人間はリラックスした状態で遠いところにピントが合うのに対して、魚はリラックスした状態では近くにピントがあっているそう。←水晶体筋の状態から
ボーっとしている魚は近くを見てるってことですね。
ボーっとしている魚の周りにルアーを投げても追ってこないのはこのためかもしれませんね。
「魚の視軸」
ちょっと水晶体とかの話になるんだけど、これを語りだすとキリがないので割愛します。大学の論文とか色々資料載ってますので気になる方は見てみてください。
魚の両眼視野の中心方向を視軸といってこの方向は見えやすく、よくピントが合う。
その視軸は魚の捕食行動と一緒の方向になっているんだけど、捕食行動と一緒ってことは受け口のメバルは前もしくは前上方ってことになります。ちなみにタイとかは前下方ね。上下どちらの唇が出ているかでその方向はわかります。
図は2Dなんで上下までは書けませんでしたが、まぁ魚の目は良くできてますよ。
「ニューロン(神経細胞)」
ちょっとこれは難しすぎて僕も未だに読んでて分からない部分が多いのだけれど、
視覚中枢に運動物体検出型のニューロン(神経細胞)があって特定の方向に動く刺激に反応して逆方向では抑制されると。
んで研究でその方向は尾から吻方向に反応するらしい。←つまり視覚が後ろから前方向に来るものに反応してるということ。
が、
この運動物体検出型のニューロンは視覚中枢の話だから防衛本能の可能性もあるんじゃないかと思ってて、これは一概に餌に反応するためのものではないんじゃないかと考えてます。
でも反応を与えられることはたしか。
とこれらの前提と条件を照らし合わせて反射的に口を使わせることのできるアプローチを考えてみると・・・。
1.魚にじっくりルアーを見させない
これは視野から考えてみるとなるべく両眼視野に入れないダウンクロスが当てはなるかな。
2.魚を刺激する。
これもダウンでしょ。ちょっと胡散臭いけどニューロンの話を加えるとそんな感じ。
通常ありえない方向から餌が来るってだけでちょっとした刺激だしね。
3、ルアーの動きを変化させる。
リトリーブにおいて極端に変化させるのは難しいですね。横方向ならドリフトだけど。(っていうか極端に書いてるから直線なだけでアップもダウンもドリフトはしてる。)縦方向はどっちもどっちかな。あとはスピード。スピードも重要な変化のひとつ。これはどれも同じぐらいかな。
と、整理するとやはり自分の中ではリアクションのリトリーブというのはまさしく、
「ダウンクロスの釣り」となるわけです。
今回は視覚から考えただけで、そもそも流下ベイトを食ってるんだから反対方向から泳ぐもんなんかいえねぇんだからそれだけで反射的に食ってるだろ!と思った方、はいその通りです!
これは科学の力で解明された事実を、僕の妄想と掛け合わせたただの薀蓄です。
ですから鵜呑みにしてもだめですし、バカにするのもちょっと違う。
考えている最中、この図を描いてみて気づいたこともたくさんあります。
実際に図を見てみるといろんなことが見えてくるでしょ?
だからこの図は、
「3種のアプローチのメリット、デメリットをそれぞれひとつずつ挙げてください。」
っていう問いかけにするとすごくおもしろくなると思います。
僕が言いたいのは、
ただ「リアクションで食った!」というだけではなく、それが魚のどの部分に作用してどう働いて釣れたのかを考えることによっていろんなことが見えてくるし次に繋がってくるんじゃないかな~ということです。
巻いて釣ってるといっつも思うんですよね。
リトリーブの釣りってほんまに簡単なのか?と。
いつまでたっても簡単とは思えないバンビーでございました。
0コメント