バンビー山中

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プロトワーム

ようやくインジェクションで作れるようになった。とはいっても精度がまだまだなんだけど。雑なワームを使ってみるとよくわかるんだけど、別にワームなんてある程度泳いで動けばいいんだよね。それだけである程度は釣れる。ただその先ってなるとやっぱり経験とかコンセプトが重要になる。ワームのパッケージとか広告で中途半端なコンセプトしかないようなメーカーのワームは俺なら絶対買わないね。ユーザーが手にとって使い方を考えるのはもちろん当たり前の話だけど、メーカーがどういう考えで作ったかってのを書いとかなきゃ「なんじゃこれ」となるし、「別になんでもいいじゃん」ってなる。ライトゲームは非常にサンプルが取りにくい分野。従って検証やテストにも時間がかかって出るときには旬を過ぎてしまう。だからといって簡単に結果を出してしまうってのは面白くないね。アジなんかレンジ合わせりゃ釣れる。ええ。そうですとも。ただ、そう言える人ってのは限られてんだよ。100%同じコース、レンジ、バイトポイントを通せると言える人、その根拠がある人。逆に言うとそうじゃないとテストなんかできない。つーかテストにならん。こういうのを考えると「表層レンジ」でのテストって非常にやりやすい。巻きでレンジキープしとけばある程度の反応は得られる。スピードの調整はいるけど、そこは重さ=スピードだからレンジが深くなっても一緒。釣れてる時でもルアーローテ。そうすると見えてくる。やっぱりベイトが「イカ」だとパドルが強い。

モニターの「宣伝」について

ライトゲーム界は群雄割拠で、各メーカーがあらゆる手を尽くして売り上げを争ってる。その中で大きなウエイトを占めてくるのが「宣伝」この「宣伝」が最近雑すぎる。素人に毛が生えたレベルのモニターどもが、道具ほしさか有名になりたいんだかよくわからんが根拠も説得力もない宣伝を自慢げに誇らしげに堂々とやってやがる。一つ言つておくけど、そこらへんの地方テスターですら物を売る力ってのはそこまで持ち合わせていない。たかだか1000人そこらの友達のフェイスブックとか、日当たり1000PVのブログとかでも宣伝して物が売れるかといったらそうじゃない。全くと言っていいほど売れない。↑これ、ECSTASYのワームで体感済み。当時スタッフのみなさんが本当に力を入れてやってくれた。しかし、それでもあまり売れなかった。それは宣伝の仕方、そしてそこにアクセスしてくる人やPVの「質」。魅力ある人間の書く記事ならしっかり読むし、そうでなければ読まないかもしれない。同じアクセスなのに内容が違う。それがアクセスの「質」この質が非常に優れていたのが海猿氏。はっきり言ってこの人、「これすげ―いいね!!!」とか絶対言わない人。良いところも言えば悪いところもきっちり言う。でも本人が良いと思ってるから使ってる。そしてそれが売れる。なぜかって?アクセスしてくる人はそれだけ海猿氏を「信頼してる」ってことなんだよ。これは他の著名なテスターさんも一緒だよね。やり方は全然違うけど。だから極端に言うと「使う」だけで物が「売れる」海猿氏は良くも悪くも揉める人だからメーカーとしては扱いづらいんでしょうけど(笑)影響力は抜群だもんね。最近よくフェイスブックで見かける宣伝「○○が良い!」とか「○○が強かった!」とか(まぁこれはまだいいか、よくないけど)「○○が届きました!」とか「○○のプロトが着弾!」←アンタ程度の所に来る段階はもうプロトじゃねえ。最終サンプルだよ。それはもうね、「薄っぺらい経験と実力しかない」というのがヒシヒシ伝わってくる。せめて「こんな状況のときにアイテムのココがこうだからこんなに強いんだ!」ぐらい言ってくれ。もちろんメーカーに認めてもらうためには宣伝活動を続けて努力しなきゃならないってのもわかる。けど、そんなアピールはいらないんじゃないかと思うよね。だってメーカーさんわかってるよ。そんな薄っぺらい奴が宣伝したって物が売れないこと。「それでも力になれるのなら。・・」とか偽善者ぶって宣伝してる奴ら、それは現実から「逃げてる」だけだ。現実を見ろ。もっと他にやるべきことがあるだろう。経験がねえならもっと釣りに行け。実力がねえならもっと頭使って釣りしろ。考えて考えて悩んで悩んで、もっと自分を磨けよ。そしてその過程を「自分の宣伝」として宣伝する。そうすることで周りが認めてくれて自分の価値が上がる。そのぐらいになった頃にはちゃんとした宣伝ができて、その宣伝が効果のある宣伝になってることだろう。んでメーカーさんはそこで判断してあげてほしい。メーカーを頭のてっぺんから足の爪の先まで褒めちぎるレポートを出した回数じゃなしに、メーカーの機嫌をとった過大評価したようなブログじゃなしに。ちゃんとしたところで判断してあげてほしい。そしてそういうクソみたいな宣伝が横行してる時代だから、ユーザー側が情報を選ばなきゃならないってのを分かっておかなきゃいけない。釣果も褒め言葉も多少はみないとだけど、最終的にそこにあるのは「信頼感」俺はオーシャンルーラー時代、最初のレポートこそ性能や特徴をしっかり書いたけどそれ以上の宣伝はしてない。なぜなら、ほんとは自分が使いたくないから。(これ言いたいことわかるよね。)まぁメーカーの人間としては失格だわな。でも必要以上にそれを押し殺してやりたくはない。そして自分がテストしたものでさえ終着点がはるか手前。いや手前にさせられる。テスト期間1週間のこともあったからね。さすがにしんどい。そりゃ寝る時間削りまくって限られた時間の中で最大限の努力はしてきた。でも、そりゃ宣伝したくなくなるし、いても意味ねぇや。ってなってしまった。だから今はありのままを書いてるし、使いたいものを使ってる。おっと話が脱線した。最後に一つだけ。最近こういうクソみたいな宣伝を見るのがフェイスブック。はっきり言ってフェイスブックは実名だから「守られてる。」実名だと遠慮して誰も文句言ってこないからダメ具合に気付かない。しかも友達しか見てないから見てる人少人数。やる意味ないでしょ?(笑)じゃあなんでモニター制度があるか。これもちょっと考えたらわかるよね。結局メーカーがユーザーをモニターという枠に縛り付けて本人、その周りの人間に製品を買わせるため。もちろん良い人材を探すために募集してるのと米粒ほどの宣伝に期待してるのもあるかもしれない。まぁでも俺は間違いなく前者だと思います。ちゃんと一通り商品を提供してくれるところは別だけどね。やっぱ、モニターなんかいらねーよ。ちゃんとやってるテスターだけでこの業界は十分やっていけると思う。でもその制度があって首突っ込んで宣伝するんならちゃんとやろうやってお話でした。