偽海猿化現象

秋田・青森遠征2


秋田ではyuyuyu.comってブランドの由布子さんにガイドを依頼。お世話になりました。


可愛いTシャツいっぱい作ってるぞ。うちのショップにもぞくぞく入荷予定。


ゼスタやらドレスのモニターもやってるみたいで、釣り以外の色んな形でメーカーをサポートしてる女性ですよ。これからもファイツ!


あ、旦那さんイケメン。声が素敵。

爆弾低気圧で爆風の中なんとか風の当たらない場所を探しての釣り。

雨はひどいし風も強かったけど、楽しかったよ。


スローにスローにって展開はやっぱりどこも一緒かな。

結局マイクロベイトを食ってる時はどこだってそういうパターンになるんだから。

むしろそれがメバルの通常状態。


1.現着したら1.2gぐらいから反応を探る。

2.軽めのアクションでテンションフォールでバイトを待つ。

探るレンジ幅はおおよそ1m間隔。↑最初はヘタに荒らしたくないんで静かにね。食い気のあるやつから少なめのアクションで且つカーブフォールで効率力拾う。俺の場合、始めに上1mまで探って、アタリなかったら下から徐々に上げてく感じかな。水深による。

3.

①バイトがない場合。

アクション強めに入れてゼロテンションで送り込みながらフォール。

↑アクション強めでしっかり気付かせて、早いフォールでリアクション気味に食わせる。

②バイトがある場合。

ジグヘッドを更に重たくして同様の動作を繰り返す。ジグヘッド2gやメタルジグ3gでも当たってくるような状態であれば魚の数が多い。もしくは活性が超高い。

4.①でも喰わない場合

ジグヘッドを徐々に軽くして2~3の動作を繰り返す。


俺の基本的な動作ですね。知らない場所でもこうやって探ってます。

ほぼ当たり前でしょ?

ここで差が出る要素ってのは、


第一段階:キャスト後イメージ通りのレンジにルアーを持っていけてるか。

第二段階:ジグヘッドのアクション、フォールの待ち時間、ラインテンションがイメージとずれてレンジを外していないか?


要はですね。

これがきっちり把握出来るだけで格段に精度が高くなる。

ちなみに俺は例えば8m水深で7mのレンジを外さずに通せている絶対的な自信がある。

いや自信が出来た。とある海猿氏直伝のテクのおかげで。

その絶対的な自信があるから「釣った」と思えるんですね。

つまりちょいと前の俺の魚は全部釣れただったってこと。それぐらい今のレンジコントロールには自信がある。


そして、風や潮流、水深が変わったとしても同じレンジを通すためのウエイトコントロールやラインメンディングなどの細かい部分。←こういう部分は言葉じゃちょっと説明しにくいんだけどね。だいたいこれで差が出る。

例えば風速10mの時に20m先に魚がいる。ウエイトの選択どうしよう。ラインはPE?エステル?リグはキャロ?単体?ラインメンディングはどうする?

とにかく理想のコントロールができる適切なタックルを選択すること。

フォールなどの「魚に合わせる」作業ってのはその次の段階。

まずは狙いのレンジを通しているという確信がなければ次の段階に行けないし、わけがわからなくなる。


海猿氏なんか簡単に「アジは魚の前にルアーを通せば釣れる」って言ってますけど、小手先のテクじゃなくて基本的な部分にそのテクが集約されてる。

だからこういうのができて初めて「簡単だ」ということが言えるわけですね。


しかし、その基本的部分が欠落しているにもかかわらず、「簡単だ」と強気な発言や大口を言ってしまう人がちらほらいる。

これは海猿氏の影響を受けた人なんかが陥りやすい「偽海猿化現象」

これに陥った人は勘違いしているので「追求」や「検証」をないがしろにしてしまう傾向にある。


例えばカラーの問題。

「カラーは関係ない」

ええ。私も実際そう思ってます。ラメが入ってようが入ってまいが関係ないです。

が、ちゃんとした検証ができていない人間がその言葉を発していいのだろうか。

この世には瀬戸内カラーだの関東カラーだのご当地カラーが色々出てますがいったいどれだけのカラーをテストしてるんだろうか。

ECSTASYではトッピングシステムを採用してから現在で約200種類のカラーが選択できるようになってます。下地のカラーを追加すれば1000種類もできる。

では他社はこの1000種類のカラーを全てテストしたのだろうか?


否。

結局、今まで蓄積された情報や個人的な釣果や感想、思い入れや「人が釣れそうなカラー」、「ベイトに似せたカラー」などでカラーラインナップが決まっている。今までに投入されたことのないカラーだってあるはず。


そんな状態であるにも関わらず、ほんとに「カラーが関係ない」って簡単に片付けていいんだろうか。


いや、結論は関係ないと俺も思う。


しかし、その過程。


その答えに行き着くまでに相当な時間と労力を要する。

だから真の答えは出ないのかもしれない。

故に、どこかに「カラーの可能性」を信じている自分もいる。


だって釣れなかったらカラー変えたくなるでしょ。それは人間の心理として当たり前のこと。

ただ、カラー変える前にやるべきことがもっとあんだろうよ。ってのが俺の意見。


まとめると

「ラメとか細かい部分は関係ないが、下地やグローでちょっとした差は出る。しかし、そのちょっとした差を明確にできるデータが少なすぎてはっきり言えない。つまり白と黒のような大きなコントラストの差がない限りカラーが原因で10対0になることはありえない。だからこそ検証しがいがあるし、それがカラーバリエーションを楽しむということでもある。」


だから「カラー関係ない」っていうのはいいけど、

それに対する検証とか追求がないままに強気にものを発言し始めると「偽海猿化現象」になるってこと。


あー相当脱線した。


秋田・青森遠征2 完







Everything is field

すべての答えは、フィールドにある。